英語でのTinternetの意味は何?何の略?
最近、ツイッターでこういうツイートを見かけたんです。
入手した日本のアンティーク家具に当時の所有者の写真が入ってて、それを親族に返却したいという主旨なんですが、そこにTinternetという単語が並んでいました。この単語の意味は一体何?
ツイート内容を翻訳してみる
ニュージーランド, 南オークランドのHappy Annaという方のツイートです。オークランドの英語はイギリス英語がベースとなっています。
I need yr help. I bought this antq Japanese Sewing box & photos were inside. Tinternet: help me find the family to return the photos PLS: RT pic.twitter.com/cIA7PxuWpr
— Happy Anna (@irisshackleton) 2017年9月9日
とても趣のある写真ですね。
で、まずTinternetについて真っ先に結論を書きます。
- Tinternet
- T’internet
The Internetの省略形。
イギリス北部のThe Internetの発音の訛りの捩ったパロディー。
イギリス北部出身のコメディアンで俳優のPeter kay(別名義:ブライアン・ポッター)の発音によって流行したとされている。(Source)
- I need yr help. I bought this antq Japanese Sewing box & photos were inside. Tinternet: help me find the family to return the photos PLS
あなたの助けが必要です。日本の骨董品(アンティーク)の裁縫箱を買ったら、中に写真が入ってました。Tinternet: 写真を返すためご親族を探すのを手伝って下さい。
- yr
your
あなたの
- antq
antique
アンティーク(骨董品)
- PLS
PLEASE
~して下さい(お願いします)
イギリスの上流階級はTを発音し、コックニーはTやHを発音しない
それで、ちょっと関連があるような無いような話ですが、Tinternetを調べている中でTの発音について面白い話を見かけたので紹介しておきます。
- Cockney
いわゆるロンドン弁
コックニー(英: Cockney)あるいはコクニーは、ロンドンの労働者階級で話される英語の一種である。 語源的に14世紀には雄鶏(コック)が生んだような形の悪い卵を指し、16世紀初めには都会育ちで本当の生活を知らない子を指した
つまり、労働者階級が上流階級の子をコックニーと呼ぶ一方で、上流階級は上流階級で労働者階級をコックニーと呼んでいた。立場の違う相手を揶揄する言葉として最早言ったもん勝ちみたいな感じですかね。
でも全体で見れば、アメリカ英語よりイギリス英語の方がTをハッキリと発音します。
- Waterの発音
- イギリス英語
ワァーター
- アメリカ英語やコックニー英語
ワァーラー
- Letterの発音
- イギリス英語
レター
- アメリカ英語やコックニー英語
レラー
internetは固有名詞から普通名詞へ?
でも、今後はTinternetという表記が見られなくなる可能性もあります。
- 「the Internet」がなくなる?
インターネットは固有名詞で、固有名詞は頭文字を大文字で表記するのが原則。
なので本来はThe Internetという表記だが、2016年からAP通信は頭文字を大文字にしたThe InternetではなくInternetでもなく、小文字のinternetに統一した。
この理由は、インターネットの普及により固有名詞から普通名詞へと認識を改めたからではないかとされている。
もしこの流れが加速した場合、世界的に小文字でのinternetに表記が統一されるでしょうね。
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