関係代名詞(thatやwho)を省略出来る時と出来ない時の違い
thatやwhoやwhichなどの関係代名詞を省略出来る時と出来ない時の違いって何?ってことでまとめました。
関係代名詞の役割って何?
関係代名詞は中学や高校で習いますが、これがややこしくて英語嫌いになる人もいるとかいないとか。(当方は習った記憶すら微塵もない)
- 関係代名詞
2つの文を繋ぐ役割を持つ。
直前の名詞(先行詞)を修飾する。
格 | ||||
---|---|---|---|---|
主格 | 所有格 | 目的格 | ||
先行詞 | 人 | who | whose | whom |
who | ||||
動物/事物 | which | whose | which | |
of which | ||||
人/動物/事物 | that | – | that | |
無し (先行詞を兼ねる) | what | – | what | |
あとに来る語 | 動詞 | 主語+動詞 | 名詞 | |
省略 | 不可 | 不可 | 可能 |
- とりあえずはthatとwhoseだけ覚える。(マーカーつけた部分)
- 省略できるか分からない時はとりあえずthat, whoseを使う。
- 主格か目的格ならthat、所有格ならwhoseを使う。
- 名詞の直前にあるthat/whoなどは省略できる。
- 目的格の時だけ省略出来る。
- あとは徐々に使いこなせるようになれば良い。
具体例
次の2つの文を例に考えてみます。
- This is the boy [that/who] the girl respects.
- This is the boy [that/who] respects the girl.
省略可能な例: 目的語を説明する文(関係代名詞目的格)
- This is the boy [that/who] the girl respects.
この男の子はその女の子が尊敬している男の子です。
これは男の子です、(どんな男の子かというと、)その女の子が尊敬している(男の子です)。直訳するとこんな感じになる。この文は、[This is the boy.] + [The girl respects the boy.]の2つを繋げた文。(女の子が男の子を尊敬している)
the boyについて説明する文をthatやwho以下に記述している。- This is the boy (that) the girl respects [本来なら目的語が入る位置は空になる].
- This is the boy (who) the girl respects [本来なら目的語が入る位置は空になる].
目的語を説明する文(関係代名詞目的格)ではthatやwhomを省略出来る。有っても無くても良い。
だから関係代名詞を省略してThis is the boy the girl respects.としても、文が成り立つ。thatやwho以下が長文の場合はthatがあった方が読みやすい文になる。thatを付けると、「ここから先行詞の説明が始まりますよ~~」という合図になるから。
省略不可な例: 主語を説明する文(関係代名詞主格)
- This is the boy [that/who] respects the girl.
この男の子はその女の子を尊敬している男の子です。
これは男の子です、(どんな男の子かというと、)その女の子を尊敬している(男の子です)。直訳するとこんな感じになる。[This is the boy.] + [The girl respects the boy.]の文。(男の子が女の子を尊敬している)
- This is the boy that [本来なら主語が入る位置は空になる] respects the girl.
- This is the boy who [本来なら主語が入る位置は空になる] respects the girl.
主語を説明する文(関係代名詞主格)では省略が出来ない。無いとおかしな文になる。
だからThis is the boy respects the girl.では文が成り立たない。
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