英語勉強を長く続けるためのコツ

どうも、万年初級者のロクマルです。趣味程度で勉強しているのでなかなか成長しない(とかいう言い訳)私ですが、勉強そのものは自分でも驚くほど意外と長続きしています。その秘訣というか、私が気をつけていることをいくつか紹介します。

1日の学習量ではなく、時間を決める

例えば「毎日3つの文章を作る」とかいうのはやめたほうがいいです。なぜなら、3つ作るのが苦痛だったり困難だと挫折するからです。特に初心者だと、その3つを考えるのが苦痛で続かないんです。しかも、上達したら5文、10文って数を増やすのも苦痛だと感じるかもしれません。

なので、「毎日15分間、出来る限り多くの英文を作る」という学習法のほうが良い気がします。15分経てば必ず終わります。それでたとえ1文しかできなかったとしてもノルマは達成です。

継続して上達したら、15分間で書ける文章量が段々増えてきます。3文、5文と。つまり最初のときよりも書くスピードや思考が5倍に成長したことが自分でもはっきりと分かります。しかもノルマが増えてライフスタイルを圧迫することもありません。

毎日ちょっとだけする

とにかく毎日英語に触れるべきです。1日5分や10分でもいいです。そのほうが確実に上達します。

  • 1週間のうち、日曜日にだけ1時間勉強するよりも、毎日5分だけ(週35分)

  • 1週間のうち、日曜日にだけ10時間勉強するよりも、毎日1時間だけ(週7時間)

満遍なくやる

単語勉強ばっかり、リエゾン(リンキング)の練習ばっかり、シャドウイング(見本のマネをして発音すること)ばっかり、大抵の人はどれか1つだけばっかりやりがちです。(これ私もやりがち)

どれかに特化するよりも、漫勉なく色々やったほうがいいです。

web翻訳機を使ってもいいけど、コピペはしない

Google翻訳とかは使ってもいいと思ってます。知らない単語や慣用句が知りたい時、参考程度に使います。でもコピペはしません。

その英語をみて、必ず手打ちをします。日本語でも筆記練習するのと同じで、やっぱり自分で入力したほうが学習には良いというのもありますし、何よりも「自分は英文を打っている」という自己肯定感が芽生えます。そしてこれを楽しく感じる必要があります。

手打ちが面倒だと感じるのだとすれば、これはもう「そもそも英語学習自体があなたにそぐわないのでは?」と感じます。楽しくてナンボです。少なくとも趣味においては苦痛を感じてまでするものではありません。

調子がいい時の感覚を楽しむ

上達した時って、明らかに自分でその感覚が分かります。例えば英語で会話する夢を見たりね。

あと、「波」があります。昨日はすごくスラスラ出来たのに、今日は全然だめだな・・・っていうのがあります。でも継続すれば、波はあっても確実に上達します。

一昨日はレベル3って感じだった、昨日は4、でも今日はまた3だな・・・でもこれが上達すると、先週はレベル3の日が5日もあったのに、今週はレベル5の日が多い!っていう具合。波に乗ってる時にたくさんやった方が伸びるし、なにより楽しい。上達した感覚を次のステップに活かしてください。

イヤになったらすぐに離れる

レベル5が続いてたのに、最近は3ばっかりだなぁ、とか英語を使うのがイヤになったらすぐに離れるのも1つの手です。本当にやりたければ、また自然と自分から近づいていきます。そのままやらなくなっちゃうのなら、あなたには英語が必要なかったんでしょう。

ゴールを遠くに設定する

これはごく個人的な経験則に基づくものですが、いくつかのエピソードを紹介させてください。
ここで言いたいことは、「英語がマスターできることをゴールにするな」、「言語はただのツールに過ぎない」というものです。

ゲームとキーボード入力

私がパソコンを手にしたのは20歳を超えてからです。今の若者とは違い、幼少の頃から馴染みのあるものではなく、最初は人差し指だけで打ってたのでタイピングがすごく遅かったんです。

で、私はPCを使ったオンラインゲームが好きでやり込み、その時にキーボードの日本語入力が速くなりました。ゲーム上では相手に勝つためにコマンドやチャットを高速で入力する必要があったので、私は「勝ちたいがために」キーボードを速く打ったのです。「勝つ」というゴールの手前に「高速で入力する必要」があったのです。その結果、短時間で苦にすること無く上達できました。

ゲームと英語

もう1つゲームの話。

私はオンラインゲーム上でネイティヴの英語話者と英語のチャットや通話をしています。すると、ゲームで英会話していることを聞きつけて「私も混ぜて!」と集まってくる人がいます。でもそういう人ほど長続きしません。なぜならその人のゴールは「英語を体得すること」だからです。

一方、英語を学習する気は全然無いけど私と遊びたくて寄ってきた人に対して、私は「君の英語が下手でも構わないんだけど、うちのグループは英語で話すルールなんだ。それでもいい?」と断りを入れて、それを承諾して参加した人は長続きしています。彼らのゴールは「ゲームを楽しむこと」だからです。英語を使うのはそのゴールの途上にあります。

これは「海外に身を置く」ということをごく擬似的に再現したものです。なぜ私がこの手法を取り始めたかというと「英語学習でもキーボード入力の上達と同じことを再現できるんじゃないか?」と考えたからです。この結果はとても面白いなぁと感じました。

風水と部屋掃除

「風水」と「部屋掃除」ってなんかこの組み合わせは意味不明ですよね。英語勉強とどう関係が?と思うでしょう。でもいかがわしい話ではありません。

風水って、例えば玄関にはこれを置いた方が良いとかそういうやつです。風水が好きな人は「こういう場合はこうするべき」と盲目的にそれを信じて実行しています。

私は風水のルールを一切知りませんが、風水が言っていることはただの当てずっぽうではなく何かしらの経験則に基づいているものも中にはあるのかもしれません。風水を達成するために必然的に部屋を綺麗にしたり、家具の配置が図らずとも適切だったり・・・住環境が整えば人の幸福度はあがりますから、自然と幸せになれるわけです。(風水の場合は原因や問題点を自分の脳みそで考えて解決しないところに問題があるとは思いますが)

最たるものは日本語です。みんな、日本語を覚えたから日本語を使っているわけではなく、日常で必要だから自然と体得しています。

結局、どの話でも「ゴールを達成するため」に「手前にあることをいつの間にか達成している」んですよね。言語学習もそうあるべきだと思うんですよね。言語はあくまで手段に過ぎません。(そう言うと怒る言語学者さんもいるかもしれませんけど)

なので、英語を使ってどんなことをしたいのかという未来をイメージするのは大切なんじゃないかと思うんです。