中国語で一番難しい漢字、ビャン(Biang)
中国語で一番難しい、複雑とされる漢字は(Biang)です。
それで、この漢字にまつわる話を調べてみたり、生粋の北京っ子にこの漢字について尋ねてみました。
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ビャンの字画数
ウ冠にハの字(=あなかんむり)、言、幺幺(糸頭)、長長、馬、心、月、リ(かたな、りっとう)、辶(しんにょう)を組み合わせた非常に複雑な漢字です。
- カタカナ表記した場合の発音
ビャン
ビアン
ビィアン
- 繁体字の字画数
57画
- 書き順
- 簡体字の字画数
42画
中国語で最も難しい料理名ビャンビャン麵
中国には麵という料理が存在します。
- 麵
- 面
- ビャンビャン麺
- ビャンビャン面
- biáng biang miàn
きしめんのような帯状の麺料理。うどんに似ているが、伸ばした後で切らないまま茹でて食す。長いものだと1 mに達する。
biangの発音とピンイン
拼音(ピンイン)と声調は、次の通りとされています。
- 普通话
biáng biang miàn
- 西安方言
biáng biǎng miān
しかし実際には、日本語で自然にビアン ビアン ミエン(またはビャン ビャン ミエン)と言った時のイントネーションの方が正しい。(普通话を話す生粋の北京っ子に確認済み)
でも普通话にはbiangという音は存在しない
基本的に普通话の発音は[声母+韵母]で構成されますが、[b + iang]で表すbiangという音節の組み合わせは普通话には存在しません。([x + iang]で表すxiang(想)等なら有るけど)
- [x + iang](x + i + ang)なら在る(想, 向, 香など)
- [b + ian](b + i + an)も在る(便, 边, 变など。でも音は「ビアン」ではなくて「ビエン」になる)
- でも[b + iang](b + i + ang)は無い
そのため、次のような類似音を持つ漢字が併用されています。
- 比昴比昴麺(biáng biang miàn)
- 棒棒麵(bàng bàng miàn)
- 梆梆麵(bāng bāng miàn)
また、この(Biang)という漢字は方言字のひとつであり、普通话では使わないため、前出の北京っ子は今まで使った事もなければ、読み方も正確には知らなかったとも言っていました。
擬音語が由来
この(Biang)という漢字が当てられているのは、擬音語が由来だとされています。しかし未確定です。
例えば、麵の調理の際に麺を伸ばす時の音など、諸説あります。
書道家の青柳美扇が書いたBiang
- 青柳美扇
- 名前
- あおやぎ びせん
- 生年月日
- 1990年4月21日
- 出身
- 大阪府
- 職業
- 書道家
- 書道パフォーマー
- 略歴
- 空間プロデュース・アートディレクションも行っており、旅館/オフィス/飲食店などの空間プロデュースもおこなう。
- 肖像
最も複雑と言われる漢字の一つ。
— aoyagibisen (@aoyagibisen) 2017年9月25日
中国の漢字です( ´ ▽ ` )ノ!
「ビィアン」と読みます。麺の種類のひとつで「ビャンビャン麺」と呼ばれる麺を漢字で書く場合に使われるようです(^ ^)! 美扇筆ー半紙用ーを使用してます。 pic.twitter.com/GXMxPCmBro
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