Dragon AshのLife goes onってパクリだったの?

2020年2月29日

Dragon AshのLife goes onってリリース当時はめっちゃ好きでよく聴きました。で、youtubeで久々に聞いてみたら、コメント欄にパクリって言葉が並んでるじゃないですか!え、パクリだったの?

まずはDragon AshのLife goes onがこちらです。

Dragon Ash 2002~2010 – Life goes on (PV 90sec)

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Life goes onの引用元

Life goes onの3曲目にカップリング曲として収録されている曲がBe with youという曲なのですが、これは元ネタ(引用元)であるFun FactoryというバンドのI Wanna B With Uから来ていると思われます。

I Wanna B With U|Fun Factory

Youtube内での検索結果

でもLife goes onの作詞・作曲は全てKjということになっていて、クレジットの表記が見つからないんですよね。例えオマージュとして引用程度だったとしてもクレジットを表示しているとはおもうのですが私の見落としでしょうか。

聞いた当時は日本離れしたセンスだなーと。

過去の曲を引用してクレジット表記した例があまり思いつかないんですけど、クラシック曲で言えば例えばゴスペラーズのSky Highとか、平原綾香の別れの曲とか。

作曲者がセルゲイ・ラフマニノフだとかショパンだとかちゃんと明記されているんですよね。別れの曲はかなり原曲に近いので別として、Sky Highでもちゃんと明記されています。

ゴスペラーズのSky High
  • 作詞:安岡優
  • 作曲:S.Rakhmaninov、服部隆之
  • 編曲:服部隆之
平原綾香の別れの曲
  • 作詞:平原綾香
  • 作曲:Frederic Chopin

Dragon Ashの1999年のI LOVE HIP HOPについては著作権侵害に関するトラブルで発売が禁止になったとする記述がネットでは見られましたが、これに関する公式の情報を見つけることは出来ませんでしたので真偽は不明ですが、クレジット明記もなしで使用料金も支払わないまま黙って使い、相手方が訴訟を起こせばそうなっても不思議ではありません。

更には、The KingsmenのLouie Louieというかなり昔の曲に近づけようとしてるんじゃないかと指摘してるコメントも見られました。これについては別にパクリじゃないですけどね。

この曲、最近はあまり聞きませんけど、ロイ・ミラー役としてトム・クルーズが出演しているナイト&デイのロイの携帯の着信音として使われていたような(記憶)

サンプリングとパクリの違いって何?

個人的には、相撲部屋のイジメを可愛がりと言ってるのと一緒で、サンプリングはただのパクリだと思いますね。

勿論、意図せずに知らない曲と偶然にもメロディーが被った場合は除きます。それはそれで裁判所で堂々と争うしかありません。

サンプリングをこれはサンプリングだ!パクリじゃない!って言っていいのは、サンプリング元にちゃんと許可を取っていて、使用料金を取り決めた分だけ支払って、クレジットを明記してる人だけだと思うんですよね。
それ以外はどんな言い訳をしようが結局はただパクリです。

Life goes onについてFun Factoryの曲から引用している可能性はソックリ具合から言って間違いないとは感じるのですが、Fun Factoryから許可を得ていて、クレジットも要らないよ、タダで使っていいよって取り決めがあったかもしれないし、実際のところは当事者にしか分からないので、私がLife goes onはパクリだということは出来ませんが、実際のところはどうなんでしょうね?